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カクテルパーティー効果【心理学専門用語】コリン・チェリーが名付け親

ナツキ
ナツキ
アカネ館長!カクテルパーティー効果って本当にあるかもです!
アカネ
アカネ
もしかして聞こえたのかしら?
ナツキ
ナツキ
はい、バッチリって感じで…。

『カクテルパーティー効果』をあなたはご存知だろうか?

人物A
人物A
それってあの有名なやつですよね。

カクテルパーティー効果と聞くと、何やら楽しげな雰囲気を連想させる、その心理学用語は非常に有名である。

せっかくだ、今回はカクテルパーティー効果について少々、お話ししていきたい。

 

音声の選択的聴取

こんにちは、心理学メンタリスト図書館、館長の宮裏アカネ(みやうらあかね)です。

私があなたに今回、お話しする内容は『カクテルパーティー効果』についてです。

もしかしたらあなたは既に『カクテルパーティー効果』を知っているかも知れませんが、この記事で新しい発見をする人も少なくないと思います。

もちろん『カクテルパーティー効果』は非常に有名な心理学用語なので、心理学メンタリスト図書館以外のWEBサイトでも多く取り上げられています。

例えば、フリー百科事典ウィキペディアでも例に漏れることなく紹介されています。

また『カクテルパーティー効果』を応用して自分の意識を上手に使う方法を紹介しているWEBサイトもあります。

それに、心理学を真面目に勉強する人の多くに営業マンがいます。

きっと彼らは、心理学を自身の仕事に応用して、営業成績をアップさせようと努力しているのでしょう。

営業マン向けに書かれた『カクテルパーティー効果』の記事も見つけたので紹介しておきますね。

いろんなWEBサイトを通してあなたの理解を深めて頂ければ嬉しいです。

ではでは、他力本願にならないよう、心理学メンタリスト図書館でも『カクテルパーティー効果』についてご紹介していきます。

アカネ
アカネ
早速、いくわよ〜。

 

カクテルパーティー効果の概要

いきなりだが、ここで想像してほしい…

ここは男女が行き交う夜のネオン街。あなたは運命の恋人との出会いを求め、夜の繁華街にくり出したとしよう。

普段よりめかし込んだあなたは気合十分。今夜はにぎやかなカクテルパーティー。

あなたは片手にグラスを持ちながら、いい恋人候補がいないかキョロキョロ目を泳がせほろ酔い気分。

彼も彼女もアイツもコイツも、今日はみんなテンション高め。あなたの周りは、笑い声や男女の話しでざわざわ騒がしい。

その時!!

どこからか分からない、だけど、カクテルパーティー会場のどこかであなたの名前が呼ばれた。

あなたの周りがどんなにうるさくても、あなたは自分の名前が呼ばれたことに気づくだろう。

これが心理学で有名なカクテルパーティー効果である。

アカネ
アカネ
面白いわね、人間の脳って。

 

カクテルパーティー効果とは

にぎやかなカクテルパーティーで、あなたは誰かと楽しく談笑中。

あなたの周りは非常ににぎやか、しかし、そのような時でも関係なし。

あなたの席の反対側のグループの会話で、あなたの名前が話されると不思議なことに、あなたの耳の穴に飛び込んでくる。

遠くの誰かが発した自分の名前は、確実にあなたの鼓膜を刺激する。しかしその時、あなたは隣の席に座っている異性との会話に集中していた。

決して自分の周りにいる十数人の会話に聞き耳を立てていた訳じゃない。

それでも自分の名前が誰かの口から出た途端、あなたはその遠くの会話に気づくことができる。

この現象は…

1957年にイギリスの電気通信技術者コリン・チェリー(1914〜1979)が名付けた、カクテルパーティー効果として世に知られている。

ここで明らかなこと、それはあなたに他の人の会話が聞こえたということは、あなたの脳は自分に関係のある音声情報をある程度処理していた。

つまり、あなたが意識的に音を聞いてなくても、あなたは無意識レベルで他人の会話に聞き耳を立てていた。

アカネ
アカネ
地獄耳もこれの一種なのかしらね。

不特定多数の会話中にあなたの名前がいつ出てくるか、それは決してあなた自身には分からないことである。

つまり、その時のあなたの脳はおそらく、前意識レベルで周囲の会話を聞いていたことになるだろう。

しかし、録音された会話ではカクテルパーティー効果は弱くなるという。

これは両耳で音を聞くことで、音の方向や距離感を把握するといった音の性質が関係していると一般的には言われている。

あるいは、声のトーンや質も重要な要素の一つであると、心理学では言われている。

人間の意識にはいくつかのレベルがあり、全神経を向けいていない時にも多かれ少なかれ、感覚入力に気が付くことがあることを、カクテルパーティー効果は示している。

 

カクテルパーティー効果の真相

しかし、2001年に行われたある研究では、カクテルパーティー効果は単なる注意散漫かもしれないという根拠もいくつか見つかっている。

なぜなら、作業記憶容量が大きく集中力が持続する人は、カクテルパーティー効果をしめる傾向が、はるかに低かったからである。

これはつまり、どういうことなのか?

より分かりやすく表現すると、作業記憶容量が小さい人は、目の前の会話に対する集中力をすぐに失う傾向がある。

つまり人間は、注意力が散漫になることで、周りの会話を『半分聞いている状態』になっているとも言える訳である。

だから、遠くで自分の名前が呼ばれた時にも気付きやすくなる。

つまりカクテルパーティー効果は、私たちが何かに注意を向けていない時にも周りの何かを聞き取ることができる、ということではない。

ただ単純に、ほとんどの人は一つの事に集中力を持続させることを得意としない。

オブラートに包まず、単刀直入に言えばこうだ。

人間は高い集中力を長時間にわたって維持することができない、それ故に注意散漫になり、周りの会話を半分聞いている状態になる。

これが心理学で言われている本来のカクテルパーティー効果の意味である。

もしかしたら今まで人間の脳は優秀が故に、周りの音声を聞き取ることができると勘違いしていたかも知れない。

しかし、その真相は逆である。

人間の脳は集中力が続かないが故に、注意散漫になり、結果的に周りの音声を無意識で拾ってしまう、ということである。

きっとカクテルパーティー効果を誤解している人は少なくないだろう。

アカネ
アカネ
だけど今日、その誤解も解けたわね。

 

まとめ

今回はあなたにカクテルパーティー効果についてのお話をさせて頂きました。

いかがでしたか?

では、最後にもう一度、カクテルパーティー効果について簡単にまとめてみましょう。

カクテルパーティー効果とは?

あなたの周りがどんなに騒がしいカクテルパーティー会場なような場所でも、あなたの名前が呼ばれれば、あなたはそれに気づくことができる。

つまり、意識的に音を聞いていなくても、あなたの脳は無意識レベルで他人の会話に聞き耳を立てている。

カクテルパーティー効果を名付けたのは、イギリスの電気通信技術者コリン・チェリー。

カクテルパーティー効果は、録音された音声ではその効果は弱まる。

2001年のとある研究では、カクテルパーティー効果を単なる人間の注意散漫かも知れないという根拠をいくつも発見している。

アカネ
アカネ
こんな感じかしらね。

心理学を勉強して損はないと思います。そして何より面白い、ぜひあなたも心理学を学んでみてはいかがでしょうか。

では、せっかくカクテルパーティー効果のお話をしたので、最後に感覚的知覚にも触れておきます。

感覚的知覚とは?

顕在意識がなくても、感覚入力を高いレベルで処理することが可能だと証明できると考えられている現象がカクテルパーティー効果の他にもあります。

中でも特質すべきはブラインドサイト(盲視)です。

盲視とは、第一次視覚野が損傷した患者において、現象的な視覚意識がないにもかかわらず見られる、視覚誘導性の自発的な反応のことを指します。

平たく言えば、視覚を失ったと訴える人が、その見えないはずのものを指すことができるという現象のことです。

つまり、見えていると意識できないのに見えている現象のことです。

視覚野に障害を持った患者が、その見えないはずの視野にある物体の位置を当てることができることに医師は気付きました。

例えば、スクリーンに光点を点灯させて当てずっぽうでいいから位置を当てるように指示すると、患者は実際には見えていないにも関わらず、光点を正しく指差すことができました。

このように、本人には見えていないにも関わらず、眼球運動など一部の視覚機能は脳損傷から回復することがあります。

これを盲視と呼びます。

 

最後までお読み頂き本当にありがとうございました。

アカネ
アカネ
あなたに素敵な心理勝利が訪れますように。

心理学メンタリスト図書館 館長

宮裏 アカネ(みやうら あかね)

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